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2009年3月17日 (火)

創発型ミドルの時代―複雑系のマネジメント10の発想転換

1997年の発刊であるからすでに10年以上が経過している本であるにも
かかわらず、いまなお会社での仕事についてヒントとなることが書かれていると思う。
第3章に”「データ」の共有で終わるな。
「ナレッジ」と「ノウハウ」を共有せよ。 の内容はデータの蓄積を情報共有と
勘違いしているありがちな状況について的確に指摘している。

「情報」とは何か?(情報の3つのレベル)
→データ派(数値化)
→ナレッジ派(知識)
→ノウハウ派(知恵)
私なりの解釈では
ここでデータというのは「営業日報」のように数値化して表現できる事実。
ナレッジは「地域のマーケティング戦略」などの戦略や計画について共有して
いくという考え方。ノウハウはうまくいくためのコツ、ポイントなど。このノウハウは
定型化や言葉で表すことが難しい情報である。

著者はこうも言っている
「定型業務」を対象とした「低コスト化」が目的のデータ共有から、
「創造的業務」を対象とした「高付加価値化」が目的のナレッジ、ノウハウ
共有の方向へ向かっていると・・・

電子メールを使ったナレッジ共有の提案についても書かれているが、
私は以下のように思う。
会社内での文書のやりとり(資料やメールも)は、どうしても型にはまった表現
になり、結果的に現場で起こっていることの事実を上手く伝えられなかったり、
建前的な表現にならざるを得ない。一方電子メールなどでくだけた言い方を
上手に使いこなせばお互いが考えていることや温度感などが伝わりやすい。
両者を比較すればくだけた言い回しの中にこそ本音は隠れていてその情報の
共有から高付加価値へのヒントがあるのではないか。また現場の空気という
ものをリアルタイムに感じ取ることができれば業務判断のスピードアップも
期待できる。

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